いやいや、松尾葉子でしょ?
日本の最高峰、世界でもトップクラスの指揮者ですよ。
オペラの指揮の方が多いし、今は東京芸大での指導の方に力を入れているようなので、あんまり知られていませんけど。
こんなのも、ありますよ~。
12月16日(火) 17:00~18:30
関西学院クリスマス礼拝-音楽で祝う降誕
西宮上ケ原キャンパス 中央講堂~中央芝生
よろしければ。
今朝10時から始まった神戸での臨時運営委員会を終えて、高速を車を飛ばして帰り、高槻現代劇場のえ列32番のシートに身体を滑り込ませたのは、開演1-2分前だった。間に合ってよかった。。。 久しぶりの「第九」。指揮:松尾葉子・ソプラノ:日紫喜恵美・アルト:田中友輝子・テノール:西垣俊朗・バリトン:田中勉・合唱:高槻市民合唱団・管弦楽:関西フィル、チケットは友人からのプレゼント。 公共の大ホールにしてはシートが小さめで窮屈ではあるが、心地よい音の洪水の中にいると何度かうとうととしてしまう。変な理屈ではあるが、地元の合唱団、指揮も海外の著名な指揮者というわけではないのが却って馴染みの「第九」となって気持ちいい。第3楽章の前に地元の高槻合唱団が舞台を白と黒で埋めると周りでは知人を見つけて声が上がる。やがてアダージョ第3楽章が始まるのだけれど、これがいい。。今ごろ、急にというかやっとというか、第3楽章が好きになった。伸びやかさが心の襞に沁み込んでいく。 やがてバリトンに続いて合唱が口火を切る。7年前に急死した妹は長年龍野市民合唱団に所属していたのだが、ステージのソプラノのどこかに彼女の姿を捜している。 そう言えば、最近は音楽に恵まれている。11月半ばの日曜日、バッハを聴いた。昨日の朝日新聞に載っていた元ホームレスのピアニスト「合田清」氏の演奏であった。新聞記事は、「釜ヶ埼に届け再起の旋律」であったが、私が聴いたのは、高槻教会のお聖堂の中である。ドームの真下、聖壇の真ん中に置かれたグランドピアノから出された音が、ドームにまろやかに響いていい。バッハが柔らかい。でも一番、嬉しかったのは、アンコールに応えて最後に連弾で教会中に歓びが満ちたパッヘルベン バッハのカノンであった。「歓びよ、地に満てよ」 演奏後に、彼の周りに人が少なくなったのを見計らって挨拶をした。 Wonderful!と始めたので、外国人と間違えた合田氏は、私に英語で返してくださった。そこで終始、英語での会話となったのは意外でしたが、それはそれで会話を楽しみながら、神戸の震災後、釜ヶ埼から音楽による復活の長い道のりに思いを馳せ、心からの拍手と握手を彼に贈った。 さて「久しぶりの第九」。これからクリスマスにかけて、一般的に音楽の至福に与かれる機会が多くなる。音楽ではないけれど、私は24日深夜ミサ光の聖祭で第2朗読を頼まれている。個人的にはイザヤの預言(第1朗読)が好きなのだけれど我儘は言えない。YOKO |