iEARN Newsflash #318 - September 26, 2013 (日本語版)
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2013年10月05日 10:53
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皆さん、こんにちは、翻訳担当・新人の滝波稚子です。
長い夏休みが終わり、今週から勤務再開でした。久々の授業は、冷や汗ダラダラ、心臓バクバクで、初日は、たった3時間しか授業をしていないにも関わらず、帰宅して、すぐ、5時間ぶっ通しで仮眠を取ってしまいました。どれだけ体力と精神力がないんだか・・休み中の怠惰な生活のツケが、今、回ってきています。 さて、今回のニュースレターも盛りだくさんです。個人的に面白そうだと思ったのが、新しいプロジェクトである"Write and Act with the World"プロジェクトに関する記事です。短い劇の脚本を書いて、交流相手校と交換し、お互いが書いた劇を演じ合う、というプロジェクトなのですが、世界平和と環境維持の促進が目標ということで、「まちんと」プロジェクトとからめられないか、と、ふと思いました。「まちんと」プロジェクトに参加したことがないので、全く見当違いなことを言っていたら、大変申し訳ないのですが、「まちんと」プロジェクトで、生徒たちが制作したお話を、劇の脚本とし、交流相手校に送り、それを演じてもらう。「まちんと」同士であれば、お互いがお互いの「まちんと」を演じ合うことになり、交流相手校が"Write and Act with the World"プロジェクトのみに参加しているようであれば、自分たちの「まちんと」が演じられるのを鑑賞し、自分たちは相手校が書いたお話を演じることになり、どちらであっても、学ぶことは多いように思います。1つのプロジェクトの成果物が、また、別のプロジェクトの教材となり、学びのきっかけとなる、というのは、何か、面白いことのように感じられました。 今回も、ニュースレターの日本語版を読んで下さって、ありがとうございます。独り言が長くなりましたが、以下、ニュースレターです。★印が、各記事のタイトルです。 ****************************** ★Seeking Partners: iEARN Projects and Activities (パートナー、求む!iEARNプロジェクトと、その活動) ★★2013-2014 iEARN Project Book Now Available (2013~2014年版iEARNプロジェクトブック、完成) プロジェクト・ファシリテータの皆さん、iEARNプロジェクトブックに、プロジェクトの説明を書いて送って下さって、ありがとうございます。そして、皆さんの弛まぬ努力と情熱に、感謝いたします。また、生徒や先生の皆さん、プロジェクトを成功に導いて下さって、ありがとうございます。(注意:終了するプロジェクトがある一方で、一年を通して、たくさんの新しいプロジェクトが始まります。このiEARNプロジェクトブックには、2013年9月の印刷時に進行中のプロジェクトが記載されています。) 2013~2014年版iEARNプロジェクトブック(英語)のPDF(2MB)のダウンロード、または、オンライン・フリップ・ブックの閲覧は、こちら。 www.iearn.org/iearn-project-book 進行中の全iEARNプロジェクトのリストは、iEARNコラボレーションセンターのプロジェクト・スペースへ。 http://collaborate.iearn.org/space-2 ★★Write and Act with the World Project (Write and Act with the World プロジェクト) 新しいプロジェクトです!このプロジェクトでは、参加している生徒たちは、一幕物の短い劇の脚本を書き、その脚本を世界中の生徒たちと交換します。そして、お互いに、最終版を演じ合います。(例えば、インドネシアの生徒たちと、エジプトの生徒たちが、このプロジェクトに参加し、交流している場合、インドネシアの生徒たちが書いた劇の脚本を、エジプトの生徒たちが演じ、エジプトの生徒たちが書いた劇の脚本を、インドネシアの生徒たちが演じます。)このプロジェクトでは、劇の脚本を書いたり、演じたりすることによって、世界平和と環境維持を促進することを目標としています。ファシリテータは、モロッコのAbdeljallal Haririさん。興味のある方は、iEARNコラボレーションセンターの ”Write and Act with the World” プロジェクトのページへ。 http://collaborate.iearn.org/space-2/group-265 ★★Holiday Card Exchange Project (Holiday Card Exchange プロジェクト) このプロジェクトでは、参加している先生と生徒たちは、10月~12月の間に他のプロジェクト参加者に送るホリデー・カードを作ります。生徒たちは、チャイニーズ・ニュー・イヤー(旧正月)、クリスマス、ハヌッカー祭り、クワンザ、イードなどのグリーティング・カードを送ったり、12月~1月の間に地元であるお祝いやお祭りを紹介するカードを送ったりします。各学校は、およそ8校からなるグループに配置され、同じグループ内のそれぞれの学校に送る、手作り、または、既製品(飾りつけを加えたものも可)のカードを準備します。プロジェクトへの参加登録期間は、8月19日~10月20日です。(注意:このプロジェクトでは、カードの郵送をしなければならないため、それに関わる費用が予算の範囲内であるか見積もるためにも、前もって計画することをお勧めします。)興味のある方は、iEARNコラボレーションセンターの “Holiday Card Exchange” プロジェクトのページへ。 http://collaborate.iearn.org/space-2/group-97 ★★OF2: Our Footprints, Out Future (OF2: Our Footprints, Our Future プロジェクト) このプロジェクトは、国際的イニシアチブとして、参加している生徒たちに、自分たちのコミュニティや環境を大切にしながら、自分たち自身のために何か良いことをするように促します。例えば、ライフスタイルを変えて、日常生活において、地球に優しい習慣や行動を促進する、など。世界中の生徒たちが、自分たちの二酸化炭素排出量を測定するために、インターネット上のツールや計算機を使います。そして、他の生徒たちの注意を環境問題に引きつけ、健全で持続可能な環境をつくりだすことによって、他の生徒たちもアクションを起こすよう促します。このプロジェクトを通して、生徒たちは、自分たちのライフスタイルに関するデータを、インターネット上のユニークな計算機にインプットできるようになります。その計算機は、Zerofootprint.netによって開発され、異なった文化的背景や社会経済的環境、住宅タイプ、輸送手段や食料消費などを認識するために導入されています。生徒たちは、自分たちのライフスタイルが、どのように、世界中の気候変動に影響を与えているか、話し合います。ファシリテータは、パキスタンのAmna SabahatさんとFarah Shoaibさん。興味のある方は、iEARNコラボレーションセンターの “OF2: Our Footprints, Our Future” プロジェクトのページへ。 http://collaborate.iearn.org/space-2/group-126 ★★One Day in the Life Project (One Day in the Lifeプロジェクト) このプロジェクトでは、参加している生徒たちは、自分たちの「とある一日」を描写した文章や映像を交換し、異文化間比較をします。市場に行く、または、学校に行く、といった、典型的な一日の様子を記録する生徒もいれば、休日、誕生日、祝祭日といった、特別な日の様子を記録する生徒もいます。生徒たちがプロジェクトに参加するにあたり、多くの場合、文章を書くことが重要ではありますが、英語力、または、スペイン語力は必須ではありません。自伝的な記録写真やビデオ、そして、その他のメディア(通常は、説明文が添えられたもの)も大歓迎です。ファシリテータは、イエメンのEhsan Bashareefさん、アルゼンチンのMarta Garcia Loreaさん、タイのNapatsakorn Lohaさん、チュニジアのSafae Sayarhさん。興味のある方は、iEARNコラボレーションセンターの “One Day in the Life” プロジェクトのページへ。 http://collaborate.iearn.org/space-2/group-6 ★Resources, Contests, Websites, and Announcements (ここにも、いい情報があります) ★★Want to see what projects and discussions other Collaboration Centre users are active in? (コラボレーションセンターで、他のユーザーたちが、どのプロジェクトやディスカッションで活発に活動しているか、見てみたくはないですか?) コラボレーションセンターで、他の先生や生徒たちが、どのプロジェクトに参加しているか、見られるようになりました。また、生徒の活動をたどることもできるようになりました。やり方は、以下の簡単な手順に従うのみ。まず、collaborate.iearn.orgで、ログインをします。(ログインID等を持っていない方は、こちら(http://collaborate.iearn.org/connect )で登録。)次に、左側のバーの中にある、”Institution Management” の下にある、”Student Management” をクリックします。そして、”Student Search” で生徒を探すか、リストにある生徒の名前をクリックし、”Latest Posts” セクションまでスクロールダウンします。そうすれば、その生徒の最近の活動、全てを見ることができます。他の先生たちが何をしているかを見るためには、右上にある “Educator Search” のタブをクリックし、先生を探します。先生の名前をクリックすれば、その先生の最近の活動を見ることができます。サイト上にあるユーザーの名前をクリックすれば、それが誰であれ、そのユーザーの最近の活動を見ることができます。iEARNコラボレーションセンターに関する、最新のテクノロジー関連のニュースは、全て、こちらへ。 http://iearntechnews.wordpress.com/ ★Upcoming Events (これからのイベント) ★★Call for Proposals is open for the 2013 Global Education Conference, November 18-22 (プロポーザルの受付開始、2013年11月18日~22日、Global Education カンファレンス) 2013年11月18日(月)から11月22日(金)までの間、世界中から教育者やイノベーターが集まる、無料の、一週間にわたる、インターネット上のイベントである、第四回 Global Education カンファレンスが開催されます。(タイム・ゾーンによっては、11月23日(土)に終了。)iEARNの教育者や生徒、その他のパートナーやイノベーターの皆さん、ぜひ、プロポーザルを提出して下さい。プロポーザルは、教室同士を結んだり、ユースプログラムに関連した実践例や共同プロジェクトを共有するもので、世界的認識を促進し、グローバルな能力を育て、現実の世界の問題解決に向けて行動を起こすことに、重きが置かれます。iEARN-USAがパートナーとしてGlobal Education カンファレンスをサポートします。iEARN会員の参加者の皆さん、提出するプロポーザルを “2013iEARN” とタグ付けして下さい。2014年のGlobal Education カンファレンスの一環として、iEARNのアクティビティのカレンダーに、皆さんに提出していただくプロポーザルが記載されます。より詳しい情報は、こちらへ。 http://www.globaleducationconference.com/ ★★YouthCaN Environmental Conference, April 28, 2014 (2014年4月28日、”YouthCaN Environmental Conference”) YouthCaNは、iEARNが共同スポンサーをする、グローバルな若者主導のグループで、テクノロジーを活用し、地球が直面している環境問題を扱っています。毎年、アメリカ自然史博物館にて、カンファレンスを開催しており、世界中のYouthCaNグループが、環境科学関連のワークショップを開いたり、それに参加したりしています。先生方、2014年のカンファレンスに、生徒たちと参加しませんか?カンファレンスは、アメリカ自然史博物館にて、2014年4月28日に開催されます。興味のある方、また、より詳細な情報が必要な方は、こちら(www.youthcanworld.org)。または、Monia Salamへご一報下さい。 ★Recent Events (最近のイベント) ★★iEARN-Uganda hosts 6-day Adobe Youth Voices Workshop, September 3-9 (9月3日~9日、iEARNウガンダが六日間にわたる “Adobe Youth Voices” ワークショップを開催) 9月3日~9日、iEARNウガンダが、2013年~2014年Adobe Youth Voicesプロジェクトに向けて、Adobe Youth Voices の教育者のために、膝を交えたワークショップを開催しました。プロジェクトに初参加の12か所から、20人の新しい教育者たちが、前回のメンバーの中から5人の教育者たちが、このアクションいっぱいのワークショップに参加しました。このワークショップのファシリテータは、iEARNウガンダのAdobe Youth Voicesのコーディネータの Kakinda Daniel さん、Adobe Youth Voicesのリード教育者の Henry Sempangi Sanyulye さんと Joel Bato さんと Allan Kakinda さん。ワークショップ参加者たちは、一年をとおして、自分の生徒たちとプロジェクトに取り組み、グローバルなAdobe Youth Voicesプログラムの一環として、世界に発信する映像作品を制作します。プロジェクトのビデオや写真を、お楽しみに。 ワークショップの写真は、こちらへ。 http://www.iearn.org/news/article/iearn-uganda-host…s-workshop Adobe Youth Voicesに興味のある方は、こちらへ。 http://youthvoices.adobe.com/essentials/ ★★iEARN Educators embark on series of Adobe Youth Voices Online Courses (iEARN教育者向けAdobe Youth Voicesのオンライン・コース、始まる) 9月から11月にかけて、iEARNがファシリテータとなり、日本を含む、多くの国の170人を超える教育者たちに向けた、一連のAdobe Youth Voicesのオンライン・コースを開講します。コースは、Adobe Youth Voicesプログラムを紹介し、先生がより効果的に生徒たちの映像制作のサポートをすることができるようになることを目指しています。この八週間にわたるコースで、教育者たちは、生徒たちと映像を制作する際に必要な知識とスキルを学びます。このコースで取り上げられるトピック例は、「映像作品とプレゼンテーション」、「コミュニティ・コラボレーションと展覧会」、「Adobe映像制作ソフトウェアを使うにあたり必要な技術的なスキル」など。 Adobe Youth Voicesに興味のある方は、こちらへ。 http://youthvoices.adobe.com/essentials/ ★★Our Family, Our Neighborhood, Our World Online Course (”Our Family, Our Neighborhood, Our World” オンライン・コース) 9月25日から11月19日まで、iEARNがファシリテータとなり、八週間にわたるMoodleでのオンライン・コースを開講します。このコースでは、インドとパキスタンの教育者たちが、体験活動などを通して、社会意識を育て、家族や地域内、そして、世界中で、好ましい変化を起こす異文化理解や協調的対話のために、どのようにメディア芸術と舞台芸術を使うかを、経験して学びます。コースの一環として、53人の参加者たちは、iEARNの文化に関係したプロジェクトと、生徒たちが互いに協力し合って取り組むことによって得られるコミュニケーションやリーダーシップのスキルを検討します。iEARN会員の皆さん、iEARNコラボレーションセンター(http://collaborate.iearn.org/ )で文化に関係したプロジェクトを検討中の先生たちと、ぜひ、つながりましょう。このプログラムは、アメリカ合衆国中南アジア局からの資金提供を通して、アメリカ・インド財団との提携でなっています。詳細は、こちらへ。 http://www.iearn.org/news/article/our-family-our-ne…-our-world ****************************** |
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Re: iEARN Newsflash #318 - September 26, 2013 (日本語版)
【返信元】 iEARN Newsflash #318 - September 26, 2013 (日本語版)
2013年10月12日 23:31
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滝波さん
いつも日本語版配信をありがとうございます。 「まちんと」(Hiroshima for Peach)と"Write and Act with the World"とのからめ合いは興味深い試みです。 が、今の段階では少し無理ですかねえ。「まちんと」コーディネーターとしては、日本の学校の参加をまず募りたい、これが本音です。 (高木) |
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