毎年秋になると北海道旭川の先生から、カボチャとジャガイモがいっぱい詰まった段ボール一箱が送られてきます。ジャガイモはホクホクカボチャは甘く。。。この北海道の収穫物はやがて訪れる冬を前にして、体力作りをするのに嬉しい食材です。
いただいたカボチャは、我が家の濃い目のスープとなります。電子レンジでやわらかくしたカボチャは、ミキサーで固めのスープにしタッパーで保存します。朝は、玉ねぎなど炒めてこのカボチャと牛乳でのばしアツアツが食卓へ。
ところが問題は、その種です。カボチャを洗って包丁を入れ、2センチ角のサイコロになった実は皮ごと使えますが、残された丸々に太ったカボチャの種を前に考え込んでしまいます。小さな庭へ? でも、このカボチャの種は美味しいのです。殻をとった種は小さい頃はおやつでした。今でも新聞を読みながら小皿に移した種を手に歯で横半分に割って淡緑色の薄い肉片を取り出し、貴重品のように食べることはあります。が、なにしろ時間がかかります。時間をかけてがんばって取り出しても小さな薄い肉片がひとつ。。。。
どうしようか。。。と毎年思案しますが、それ以上のいい考えも出ず、最後はやっぱり洗って干して大きめの笊のなか。日数を経ると多少嵩は減るものの、中身も味も顕在というのは有難く、畑のない我が家では、いざという場合にはこのカボチャの種で命を延ばすか。。。それにしても旦那の太い指ではこの操作はできないな。では、私が2人分剥くの?? 思案のはてに今年も丸々の命に充ちたカボチャの種が目の前にある。 ほかの家庭では、このカボチャの種は台所からどこへ行くのだろう。お訊ねしてみたい。