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2017年05月03日(水) 
iEARN USAのJenniferさんがwebに出してくださった「iEARN国際会議に出席する10の理由」(Top 10 Reasons to Attend the iEARN Conference)
http://us.iearn.org/node/847
を山本麦(やまもとむぎ)さんが、翻訳してくださいました。どうぞご覧ください。
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iEARN News

Top 10 Reasons to Attend the iEARN Conference

iEARN国際会議に出席する10の理由

Katherine Korte, an iEARN educator from Pattonville High School, Maryland Heights, MO, shares her iEARN International Conference Top 10 List.

アメリカ人2人、シリア人2人、パレスチナ人2人、イラク人1人、モロッコ人1名が集まって、ゲーム“Never have I ever”をしていた…ここから小話が始まるわけではなく、iEARN国際会議における異文化体験の実例です。この教育者[語り手本人のことと思います]の専門的および個人的な方向性が変化したのです。iEARN会議では、情熱的な教育者が集まってその経験の共有と共同学習のための国際社会の構築が行われます。カタール(2013年)および(2014年)の会議に出席したのですが、私にとってのiEARN国際会議に出席する10の理由は次の通りです。

10. 持続可能な思考。iEARN会議は、国連の「持続可能な開発目標」の観点から物事を考えるきっかけとなります。iEARNプロジェクトの参加者は、貧困をなくし、地球環境を守り、すべての人が豊かになるための活動に対する自分の関わり方、取り組みを見直すよう促されます。私たちの未来のために、重大な世界的問題を自分のこととして考える先進的で批判的な思考を行う人々が必要です。iEARNプロジェクトでは、生徒がグローバルな活動を行う能力を伸ばし持続可能な開発目標の推進を学ぶための確かな教育の環境を提供しています。

9. 21世紀のデジタルテクノロジー。教育工学はiEARN会議で常に中心的な関心事項です。特に生徒がグローバルな活動を行う能力を培うのに効果的な技術です。具体的に、異文化間のコミュニケーション、協力、批判的な思考スキルを構築する上で役立ちます。グローバルなカリキュラムに採用できそうなテクノロジーツールを入手することができるでしょう。その中にはマルチプラットフォームのアプリケーション、動画の製作、翻訳、グローバルコミュニケーションプログラムなどがあります。

8. 基調講演者。iEARN会議の基調講演者は活動的で感銘を与えられる人物です。2013年カタールにおけるiEARN創立者Peter Copenの講演は忘れがたいものでした。小さな方向性の変化が新しくわくわくする運命に導いてくれる可能性があるという彼のスピーチはずっと心に残り、自分の生徒たちに世界レベルの教育環境を提供するために、毎年少しずつ変化を生み出しています。

7. 多様な物語。会議ではストーリーは一様ではありません。発表者、会議参加者は世界中から共有すべき体験を携えてきます。共有されるストーリーそれぞれが、世界全体へと知識や視点を広げてくれます。iEARN会議への参加によって、自身の教室における視点に対する検討を行うことができます。会話に加わりセッションに出席する中で、自らの授業を評価し、生徒とともに探求する新たな問題について考えることになります。

6. 「旅行熱」。海外旅行は何よりも優れた教師です。不慣れなよくわからない状況にあっても快適に過ごすすべを学ぶことができます。見知らぬ土地、初めて会う人、新たな体験でわくわくする気持ちは一度味わうともっと味わいたくなるものです。他の国際的な教育の機会を求めて海外に出かけるようになり、気づいたらパスポートのページを埋め尽くしていた、などということもあるかもしれません。

5. 文化的な小旅行。地元のiEARNチームが会議と1日の小旅行を企画・運営します。小旅行では、地元のマーケットでの買い物、遺産地の見学、自然の美しさを楽しむなどのアクティビティがあります。カタールでは、四輪駆動の車で砂漠を走り、ガイドの方が地域の地誌や環境について解説してくださいました。アルゼンチンでは、ホエール・ウオッチングでミナミセミクジラを間近に見ることができました。

4. 予想外の出来事。iEARN会議では、予期しない楽しみやつながりが数多く生まれます。会議参加者の多くは同じホテルに滞在して食事を共にします。朝食時はオーストラリア、アルゼンチン、ロシアからの参加者と同席し、昼食は台湾、南アフリカ、ペルーからの参加者と。おいしい食事と豊富な話題。夜遅くまでエジプトの政治について語りあい、ヨルダンの踊りを教えてもらう。ウクライナのビートボクサーの演奏に耳を傾け、地元の学校で生徒たちが夢や希望について語るのを聞く。予期しないこういった時間がiEARN会議における真の宝であり、閉会後もずっと心に残ることでしょう。

3. ネットワーキング。ソーシャルメディアの楽しみが広がります。各国の同業者と情報交換を行って世界中からのニュースフィード配信を受けることができます。Twitterで教育に関する質問をすれば世界中から回答が返ってきます。新しい友人に、国際問題の最新情報、日常のニュースを共有してもらうことができます。名刺は多めにご用意ください。

2. 楽しみ。iEARN会議では学ぶ楽しみを再認識できます。燃え尽き感や重責を感じるとき、会議への参加で、生徒に他国の生徒と接する機会を持たせることの楽しさを思い出します。iEARN会議ではユース・サミットが開催され各国の10代の人々が交流する姿をみることができます。これは教師としての日常の楽しみであると同時に重要な業務であり、また将来について継続的な影響をもつことを思い起こされます。

1. 謙虚さ。iEARN会議に参加する教育者の創造性と熱意があなたを謙虚な気持ちにします。会期の終了までに、教育に関する新しいグローバルなアプローチを生み出すためのツールや情報源を得ることができ、これほどにも数多くの才能ある教育者の手に世界中の若者の教育が委ねられていることに満足感を得ることができるでしょう。

閲覧数1,150 カテゴリWhat's New 投稿日時2017/05/03 00:00
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