東京行きは、いつもジパングを使う。「のぞみ」ではないが、「ひかり」で比較的ゆっくりと寛ぎながら 東京の往復を楽しむことができる。 この2月2日東京へ向かう前に、JEARN事務局宗光さんから手渡された白い冊子があった。事務局長福井さんから「読んでみたら?」と高木に薦められた冊子だという。 午後の早春の日差しに気持ちまで穏やかになりながら、この贅沢なひとときをこの白い冊子とともに過すことにした。 それは、第26回IBBYニューデリー大会基調講演(1998)をされた 美智子様の「子供の本を通しての平和--子供時代の読書の思い出」を 出雲大社教官長が冊子にされたものであった。 自分のあの頃。。。 幼いころに馴染んだ雪の日の雀のかすかな挿絵。 母親に読んでもらう度に泣きに泣いた安寿と厨子王丸の物語。 引き上げ後、小学校・中学校の学校図書館で借りては読んでいた時代。 その当時は、伝記物語が多かった。 クリスマスプレゼントで初めて送られた自分の本「モヒカン族の最後」 あの頃の記憶とだぶらせながら、静かな豊かな時間が過ぎていき、 ふと気付くと車外は既に暗く、新横浜・品川もまもなくであった。 福井さん ありがとう。 皆さん 美智子様の基調講演は、次のサイトでご覧いただけます。 日本語版・英語版をお写真とともに見ることができます。 http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/ibby/koen-h10s…delhi.html ![]() |